線の座り心地
背から肘にかけての一筆書き。
単純な一本線ではございません。
座って触って線の変化を感じてみてください。
台湾から20名ほどの見学者が来社。
社長の説明を交えながらじっくりと工場を回っていただきました。
表情が豊かでとても明るいお客様。
異国の香りを工場全体に残していってくれました。
作業台いっぱいに広げた革に点在する星座のような白い目印。
生きていた証ともいえる傷や虫刺されなどの跡です。
風合いとして活かせる部分もあれば強度に影響するためはじく部分もあります。
一枚一枚と向き合い、時間も手間もかかりますが革の良さが最大限に活かせるよう裁断していきます。
オイルレザーの特徴も合わせてご覧ください〇
以前、亀が工場に登場したことをご紹介しました。
あれから約二年。
前回より二倍ちかくの大きさの亀が木地場に到着する直前を激写。
この亀はもしかするとあのときの彼…?!
なんて浦島太郎的妄想でほっこりしつつ、近くの川に逃がしてあげました。
もう来るなよ~~!
木地場に大きな円が出現。
帯鋸刃のあさりの調整中です。
あさりの巾が狭すぎると刃が回っていかず逆に広すぎると抵抗が強くて挽きにくい。
道具の調整も大切な仕事のひとつです。
空気で膨らんだ円柱形のサンドペーパーがぐるぐると回転する研磨機、通称:フーセン。
pepeの研磨には欠かせません。
これがなかなか便利で、多くの部材の研磨はこれで行います。
しかし形を崩さないように研磨するのは最初は難しかったり。
血管のように張り巡らされた集塵配管を粉塵が駆け回る。
組場の窓から見えるこのY字配管は入社時からのお気に入りです。
そして現在、台風が通過中。
大粒の雨を眺めながら過ぎ去るのを待っています。