Bo chair
こんにちは、コイシです。1年半ぶりのブログです。噛んでしまいそうです…。
そんなことはさておき、「デザイナーのおとしもの展3」に来ていただいた皆様、協力して下さった皆様、行けなかったけど遠くから見守ってくれた皆様、ありがとうございました。私にっとても収穫がたくさんあり、本当に感謝しています。よき作り手になれるよう、よりいっそう努力しようと強く思いました。
それでは今回の展示会にて発表された小泉さんの新作椅子の紹介!!
小泉さん曰く、
「ウィンザーチェアー名人の村上富朗さんに会ったのは30年前。その村上さんが昨年亡くなられ、お世話になった思いを素にスポーク構造の椅子に挑戦した。とても必然的で合理的なこの工法と宮崎椅子の技を合わせ、華奢ながらもしっかりと身体を包んでくれる優しい椅子が出来上がった。」
小泉さん、ありがとうございます!
私は今、30歳です。村上富朗さんは私が生まれたときには、すでに椅子をつくっていた…。小泉さんもすでに、ものづくりの道に入っていた…。時間というか、縁というか、何とも言えないものを、一人で勝手に感じていました。幸せ者です。
私のオススメポインを3つ紹介します。
一つ目は、腰から背中まで包んでくれる背の構造 。人間の体の腰の丸みと、背中の丸みは違う。それを違和感なく立体的に支えるためのスポークの構造。でも小泉さんの新作は、一味違う。スポークの構造プラス、スポークを囲むように大きくひねった背柱と笠木が、見た目にもやわらかで、座っても非常に優しいです。
二つ目は、座面のクボミです。無垢の板をお尻の形に削るのは、よく見ます。3を横にした感じに…。でも、お尻のカタチに削ってません。でも、お尻痛くありません。「ここに座るといいですよ。」という感じに誘導してくれます。
三つ目は、軽さです。言い換えると、「すべて無垢の木でできているのに、この椅子重くない!」です。座面の一番薄い部分で、8.5mm。かつ裏面は、可能な限り余分な部分をそぎ落としています。強度的に必要な最小限の材料で、できています。
秘密の四つ目は、後ろナナメからの姿。これを、見たらもう虜になるはず。
ブログ写真には載せてないですが、しばしお待ちを。商品一覧で、早く見られるようにいたします。
ながながと書きましたが、
bo chiar よろしくお願いします。