ミラノ展示会で幸せになるための5の教訓 vol.3

おはようございます! バンドゥーです。

新しい週のはじまりですが、今週も頑張ってまいります!

工場はもちろんフル稼働しておりますよ!

というわけで、連載も中盤になりました。

もう少しおつきあいくださいませ。

 

3. CD-Rは日本で買え!

展示会が始まった。

全く無名の宮崎椅子が、ブレラ地区とはいえ、

ひっそりとした路地裏で個展を開催しているわけですから、

どちらかというと悲観主義者の私は、

「そんなにお客さん、来ないでしょうよ」と思っていたんですけど…。

 

いざ展示会へ行くぞ! とホテルを出発する前のロビーでのひととき。 ↓

ついに、はじまりますな… と緊張の面持ち(?)

 

いざ、蓋をあけてみると…

思いのほか、ぞくぞくとやってくる人々(驚)。

さらに、来場者は2日目、3日目、と日を追うごとに増えていく…!

 

プレス関係者もやってきては、当然のことながら、

開口一番「プレスキットをくれ!」と言う…。

 

え~と…そんなの、用意してないのですが…。

っていうか、ぷれすきっとってナンデスカ…(汗まみれ)。

 

いちお、展示商品の写真データは、持参したノートPCに保存してあり、

「ほしいっていう人には、現地でCD-Rに焼いて渡せばいいさ…へへ~ん」

と簡単に考えていた宮崎椅子。

 

甘かった…。甘すぎた…。

 

まず、そのへんにCD-Rを売ってるとこなんてない!

スーパーマーケットになんて、CD-R置いてない!

コンビニ? そんなものイタリアにはございません!

 

じゃあ、CD-Rはどこで買えば…?

イタリア在住のデザイナー猪田さんに聞いたらば…

「実は私、日本に帰ったときに買い貯めして帰るんですよ…」

ぎょえ~っ! やっぱり! ア●クル様!?

いやいや、ヤ●ダ電機!? ビッ●カメラ!?

 

イタリア在住経験者のデザイナー村澤さんに泣きついて、

どうしましょう…?と相談したら

「ちょっとその辺で探してみます!」

と、颯爽と街角を歩いていってくださった村澤さん。

頼りになります…(感涙)。

 

そして、小一時間して戻ってきた、村澤さんのその手には、ビニール袋が!

 

中身はもちろんCD-R。

 

近くにあったアップルストア(あの“アップル”です!)に入って、

ダメもと「CD-Rない?」と聞いたら、「分けてやる!」と、

なんと、1枚2ユーロ(!220円!)で売ってくれたそうです…。高っ!

 

…というわけで、日本でスピンドルケースのCD-Rをしこたま買って、

今度はもっと早くに写真データCD-Rを作っておかねば…

 

っていうか、プレスキット、ちゃんと事前に用意しとけ!

という教訓なのでした。

こんな教訓、みなさんに笑われちゃうと思いますけど…。スイマセン。

 

次回へつづく…

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