beak
新作椅子紹介、第2弾はbeakです。
カウンタースツールというアイテムに必要な機能を再検討。
宮崎椅子製作所の定番と言える「構造的な美しさ」を基本として、機能的にも特徴を加えた踏台のようなイメージでデザインしました。
キャンティレバー構造と脚を乗せる部分が広いのが特徴ですが、これは脚が安定し、立ち座りの動作がスムーズにゆく事を重点に考えた提案です。
つんと突き出た座面がカモノハシのくちばしに見えたので、このネーミングとなりました。(村澤一晃)
beak 2017年 design 村澤一晃
size W460×D410×H785 SH700mm
beakは左右のフレームに座、足置き、と潔いほどシンプルな構造になっています。
後貫を座の位置まで上げることで後姿がすっきりとした印象になり、椅子を引くときの手掛かりとしても一役買っています。
小柄な人がカウンターチェアに座るときどうしても足掛けに体重を預けなくてはなりませんが、足を「掛ける」のではなく安心して足を「置ける」のも魅力の一つです。
前脚が短く座面の下の空間が広いことから座る時や立ち上がる時に足が引っかかることがなく、とてもスムーズな動作で座って頂けます。(開発担当:山富有城)
村澤一晃さんのbeak 四方山話もぜひご覧ください。