バックナンバー 2012年7月

木を蒸す

2012年7月11日 by 吉永圭史

 

ブワ~ッと、口から湯気を吐く蒸し釜。

 

笠木と呼ばれる背当り部分は、曲げ木という技法でアールを作っています。

 

木を蒸すと繊維が柔らかくなって、型に嵌めプレスするとグイグイ曲がっていきます。

 

そのまま熱を加えて乾燥させ、型から取り出すと、アッツアツの曲げ木の出来上がり。

 

簡単そうに書いていますが、蒸し加減や、熱の加え方など、樹種や木目によって様々で、

 

いい塩梅に曲げるのが、これまたナッカナカ難しいんです。

 

凱旋

2012年7月10日 by 吉永圭史

 

ミラノから船便で、神戸までたどり着いたものの、関所で足止めを喰っていた椅子たちですが、

 

無事に関所を通過して、本日、約3ヶ月ぶりに徳島に戻って参りました。

 

お帰りなさーい。

 

会長(ばあちゃん)も、テンションが上がって、マイ・カートで歓喜の並走です。

 

pocket

2012年7月9日 by 吉永圭史

 

pocketの笠木。

 

座面の形がpocketの名前の由来ですが、今日は笠木に注目。

 

実はこの笠木、気付きにくいのですが、上側の真ん中が、両端よりも8mm薄いんです。

 

しかも、背中が当たる面は、緩やかな3次元曲面。

 

細やかな部分ですが、これが座り心地を左右するんですね。

 

なんてこと無いようで、何てことある椅子。

 

他にも、色んな所にこだわりが隠されています。

 

お店で見かけたら是非、目で見て、座って、確かめてみて下さい。

 

 

2012年7月8日 by 吉永圭史

 

ゴーヤ荘の住人。

 

コンフォルト

2012年7月7日 by キハラ

 

徳島は毎日蒸し蒸ししてます。本当に梅雨明けが待ち遠しいですね

 

掲載誌のおしらせです

雑誌コンフォルト 8月号に掲載していただきました!

「コンフォルト」 のロゴ、ポップでキュートな文字になったんですね

 

今回は4月に開催されたミラノサローネの出展紹介のコーナーに、小さな家具メーカーの挑戦のひとつとして掲載いただきました

 

さらに今月号は、ミラノサローネ特集の小冊子が付録になっていまして、こちらにも、Inoda+Svejeさんのインタビューとともに、弊社の「DC10」、「ISラウンジチェア」を紹介していただいています

日本人の猪田さんと、デンマーク人のスバイエさんがなぜイタリアで活動しているのか、イタリアと日本の職人の違いなど、とても興味深いお話でした

 

ぜひご覧ください!

Χ stool

2012年7月6日 by 吉永圭史

 

Χ stoolの座板の研磨。

 

このスツールが生まれたきっかけは、

 

小泉さん曰く

 

「1993年にデザインしたお店 の名前が「X」(カイ)で、そのお店の為にデザインしたスツールです。初期タイプは、信州の木工家 デニス・ヤングさんに10脚 程作って頂き、その後「ほしい!」という方も現れたのですが、ご存知の通り簡単そうで難しいスツールですので、作る機会もなかったのですが、その後宮崎さんに相談したところ、いとも簡単?に復活となりました。」

 

ということだそうです。

 

シェーカー教徒の、乳搾り用スツールの面影も重なる、楚々とした美しいスツールです。

 

残念ながら、今回の製作の後、しばらく生産を休止することになりましたが、

 

息の長いデザインですので、さらなる復活を期待したいと思います。

 

DC10のあるダイニング

2012年7月5日 by Bang-do

デザイナーの猪田さんとニルスさんの

INODA+SVEJE DAILY BLOG

http://ameblo.jp/inoda-sveje/

でもいち早く紹介されていましたが、

先日ちらりとご紹介した、記念すべきDC10のNo.0001を含む、

DC10が納入された写真が届きました!

 

広々としたダイニングに、無垢板のテーブルとDC10がどどん!

はぁ…なんと贅沢なんでしょうか…。

こんなステキなダイニングにお呼ばれしたら、

バンドゥー、座ったが最後、1日中テコでも動かないかもしれません…。

しかも、テーブルの向こう、窓ごしに見える緑にとても癒されます。

外にはウッドデッキがあるんですね~。気持ち良さそう…。

今は梅雨時期ですが、雨に濡れたウッドデッキも、つややかな緑と相まって風情がありますね…(しみじみ)。

DC10にぴったりの、美しい空間です。

 

朝の全社ミーティングで、スタッフ全員が写真を拝見し、

DC10の門出を、改めてお祝いしました。

ずっとずっと愛用していただけることを、スタッフ一同願っています!

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

OTTIMO

2012年7月4日 by 吉永圭史

 

OTTIMOのアーム。

 

2003年発表なので、もうすぐ十年選手ですね。

 

ENNEOTTOに続く、村澤さんの一連のフィンガージョイントを用いた椅子の三作目。

 

OTTOよりもかなり細く、丸断面の滑らかな一筆書きの形状が魅力です。

 

見た目はスリムですが、6000回の強度試験にも耐えた、堅牢な椅子です。

 

座ってみるとゆったりとしたサイズで、安定感もあり、アームのカーブが心地いい。

 

ミラノでも、ウィンドウ越しの最前衛で頑張ってくれました。

 

LORO

2012年7月3日 by 吉永圭史

 

雑誌LOROに掲載していただきました。今回は二つの視点から。

 

一つ目は、デザインジャーナリスト・猪飼尚司さんが見たミラノサローネ。

 

4月に開催された、ミラノでの展示会の模様をレポートしていただいています。

 

もう一つは、徳島の家具作りにフォーカスを合わせた特集。

 

徳島の元気な家具メーカーとして紹介していただいています。

 

ぜひ、ご購読下さい。

 

ミラノ報告会

2012年7月2日 by 森本千聖

 

本日はデザイナーの小泉さん、村澤さんが来てくださいました。

 

今回の訪問はおなじみのワークショップではなく、

 

何やらまた新しいプロジェクトの打ち合わせ…

 

今年は新作開発に、4年に1度のお楽しみにと盛りだくさんです!!

 

そして今回の訪問のもう一つの目的、待望のミラノ展示会の報告会!!

 

スタッフみんなに写真やお話で展示会の様子を伝えていただきました。

 

会場に来てくれた人の反応は良かったみたいで、私たちも嬉しくなりました。

 

また来年も楽しみです。

 

でも、気を引き締めていかねば…!!ですね。

 

 

新作椅子の仕込み

2012年7月1日 by 吉永圭史

 

わけあって、しばらく新作椅子の開発を控えていましたが、今年は幾つかお披露目できそうです。

 

写真は、試作椅子の部材にホゾ穴を開けている様子。

 

既に3次試作で、回を増すごとに、確実にステップアップしています。

 

今まで宮崎椅子に無かった、いい椅子になりそうです。

 

どうぞ11月をご期待ください。