バックナンバー 2012年10月
盛り上がってきましたよ
真鍮!
by 村澤一晃
さあ、残りは1ヶ月です。
マル秘ばっかりのエーランチ報告を知りたい人は、来月9日に徳島へ。
私も新作を見せびらかしたい気持ちをぐっと抑えて、今日はこの写真でどうだ!
ノックダウンソファに使う真鍮のボルトです。
「見せるノックダウン」を考えるとき、どうしても既製品ではいいのが無くて...
造りましたよ、大阪のネジ屋さんで。
真鍮は木と同じで、時間とともに色や風合いが変化する素材です。
この小さなパーツが全体をぴりっと締めて、そして、じっくり馴染んでゆきます。
ちなみに、ひさしぶりに椅子の新作も出します。
この椅子の発表展示も工夫中。
必見です。
9月14日のブログに書いてある小泉さんのプチいたずらも真相が判明。
これはさすがに展示しないよね、森本さん?
宮崎写真製作所
by エーランチ
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祝・スタジオ完成! これまでショールームの一角にあった撮影コーナーでしたが、出荷場となる工場棟内に新しいスタジオが設けられました。横幅たっぷり、引きも十分で、天井も高ーい!スタジオが広いと、被写体とカメラの取り回しが良く、頭の回りも良くなります!?照明機材も新調され、とくに頑丈な照明スタンドのおかげで、ライティングの操作のしやすさが格段に向上しました。
デザイナーの人たちに、「エーランチはちゃんといいアングルで撮っているのかな」と、厳しい視線で覗かれたりしても、ひろびろとしているスタジオでは、心落ち着けて撮影に没頭できます。グッジョブ!
スタジオの吉永管理官、これからもしばしばお世話になると思うので、よろしくどうぞ!
女子力UP!
縫製部門は女性だけの職場。ベテラン滝本さんを筆頭に、パートの岡本さん、若頭の森本さんと、菅谷さん、福西さんで布と革の裁断・縫製を行っています。中でも近頃の若手べっぴん三人娘は、技術の飛躍目覚しく、5日に行われたワークショップの準備では、前日まで日付が変わるまで働きました。加えて「おとしもの3」の実行委員も兼任していて、連日のように打ち合わせ、今の宮崎椅子はまさに女子力UP!!これから新しい方向に舵を取るための原動力になりそうです。
ベルギー+ワイルド・カード×宮崎椅子製作所=非常に光栄です!
今月の20日~28日、
ベルギーで2年に1回行われている展示会“INTERIEUR”にて、
宮崎椅子製作所の商品が展示されます。
その経緯を説明すると、今から時間をさかのぼること約3か月…。
突然、宮崎椅子製作所に1通のメールが、このINTERIEURの主催者から舞い込みました。
それは「ワイルド・カードのセクションに、宮崎椅子製作所を招待します」というもの。
なんのことやら、はじめはちんぷんかんだったのですが、
ワイルド・カード=主催者推薦枠 ということで、
宮崎椅子製作所を展示会に先方から招待してくれるという、非常に光栄なものでした。
(“ワイルド・カード”は、スポーツの世界ではよく聞く言葉で、
私はバイクのmotoGPが好きで知ってましたが…
知らなかったら「なんのこっちゃ!」でした。
宮崎椅子が、ワイルドだぜぇ…って、どういうことだろう…と思ってたはずです…)
さて、なぜ招待することになったのか…という理由はというと、
この展示会のキュレーターであるLowie Vermeersch氏が選ぶ、
(車のデザイナーで、フェラーリなどのデザインで有名なPininfarinaで経験を積んだ方。
英語のウィキで調べてちょっと興奮しました)
注目すべき企業50社のうちに、宮崎椅子製作所が入っていたのだとか…。
ちなみに、このINTERIEURは、1968年から開催されている歴史ある展示会なんですねぇ。
先方のチョイスで、今回は、
Inoda+Svejeデザインの商品すべてとなる、DC09、DC10、comodoスツール、
Kai Kristiansen氏の、ペーパーナイフソファ1Pと4110チェア、
そして、hataチェア、Hakuチェアも海を渡ります!
ということで、バンドゥーは今月、半月ほど現地に赴くことになりました…。
しかも一人で…。ぐすん。不安です…。
(高校のとき、アメリカのホームステイ先に行く途中、飛行機が止まったので下りたら、
途中で経由する空港だったらしく、飛行機は私がいないまま飛び立ったという経験があるので、一人旅はいまだに怖い…)
現地では、猪田さん、ニルスさんがサポートしてくれるので、展示会に関しては安心なんですけど!
また現地でのレポートもお楽しみに…。
新しい椅子
CNCとUFOキャッチャー
CNCは高度なテクノロジーを利用した機械です。コンピュータ制御で、人の手よりも速く正確に、繰り返し加工をすることができます。人の手を排除した「冷徹なマシン」というイメージもあるかもしれません。しかし以外にも、身近にあるものでそれに似たものがあります。
ものすごくざっくりというと、ゲームセンターのUFOキャッチャーと機械的な「考え方」は同じです。
「仕事」をする部分の動きをおおまかに、X、Y、Z(たて、よこ、たかさ)に分け、それぞれの動きの組み合わせで、思い通りの動きをさせるという仕組みです。
「仕事」をする部分はそれぞれ、CNCならば木材を削る「刃物」、UFOキャッチャーならばお菓子を掴む「クレーンアーム」です。
マシンを操ってお菓子やぬいぐるみを狙うあのときめきと、CNCで椅子のパーツをシャキッと加工しようとする職人魂、もしかしたら通じるものがあるかもしれません。
写真は、クマのぬいぐるみを狙う...あ、いや、CNCの動作確認をする黒川さん、ときめいてますか?