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普段の木取りの仕事では節や割れを避け、それぞれの部材寸法へと仕上げていきます。
その中で一つ一つの材料の木目の流れに注視することはあまりありません。（目切れを除いて）
しかし曲げ木となるとそういうわけにはいかないようです。
ひとたび、曲げはじめると木は自らを主張するように目の流れに従ってあっちへこっちへ。
一本一本の角材に個性があること、生き物であるということを再確認。
故に木取りよりよりミクロな目で木材を見なければいけない曲げ木は、木の見る目を肥やしてくれます。
好物の虫を追うのに夢中になっていたのか 事務所の窓に映った青を 空と間違えて激突してしまいました 枕木の上でうずくまって痛みを堪えていましたが しばらくすると元気になってまた飛び立って行きました
鑿でポクポク 鉋でシュシュッと 普段はほとんどやらない手道具での作業ですが 1次試作のような考えながら作る場合にはちょうどいいペースです 4日間じっくりと手を加えたモックアップは ノックダウンの後梱包され 手荷物でお持ち帰りとなりました
削りすぎたところを直したい コーナーに大きなRをつけたい というような時に役に立つかと思い初めて使ってみました 乾くと結構硬くなり 削ると木のような感触です でもちょっと乾くのに時間がかかります
今回のワークショップでは Inoda+Svejeさんは1次試作のチェックです 色々なデザインのパターン試すために1次試作は完成度50％のポンコツ仕様 取り掛かりは 奥行と幅を約めてスケール調整 あらかじめ太く作っておいた各パーツを 強度を確認しながら細く薄くダイエット その後は座面の仕様の検討や 詳細なディテール変更 かと思えば大胆な変更も行いつつ その場で方向性を互いに確認しながら ずんずん変化していきます
本日からデザイナーのイノダ＋スバイエさんとカイ・クリスチャンセンさんが来社して4日間のワークショップを行います 長旅の疲れもあるので今日はゆっくりと行きましょうと言いつつ 着いて早々新作の試作を前にすると 熱い意見が次々と飛び交います
UU chairの加工が進んでいます 笠木の加工の様子ですが完成形には程遠い状態ですね でももう既に肘置きにあたる部分は 同じ材料から切り出したペアが出来上がっているんですよ 木口に書かれた番号がその印です
つい数日前に蒸し暑いのことを書きましたが 昨日今日と気温はぐっと下がってしまいました 着る服も長袖へと衣替え 昼食のお茶もほっこりHOTに 扇風機もそろそろ今年の役目を終えそうです
初回ロットの生産が遅れていた某チェアですが ようやく本体組みが終了致しました この後仕上げの研磨と蜜蝋塗りへと進んでゆきます ご注文頂いている皆さまには お待たせしてご迷惑を掛けておりますが 来週から順次出荷予定ですので 到着まで今しばらくお待ちください
７月のような蒸し暑さ それなのに太陽の光の具合や周りの田園風景はちゃんと１０月なもんですから なんだか調子が狂います 工場内はもちろん 事務所でもシーリングファンが終日回り続けています
ワークショップの日 デザイナーの村澤一晃さんからかわいい展覧会のパンフレットを頂きました ユーハウス・イングさんは宮崎椅子が日ごろからお世話になっている福岡のインテリアショップさんです いよいよ来週の土曜日からの開催となりました みなさんみちゃってんしゃい 股旅デザインを 味わい 遊び くつろぎ 懐かしむ展覧会となっているようです 宮崎椅子からも新作椅子をはじめ 懐かしいあの椅子この椅子まで参戦予定です 近くの方も遠くの方も こいはもう 行ってみんば始まらんばい
宮崎椅子でのワークショップの翌日 テーブル工房kikiさんでのワークショップのあと 小泉さんとムサ美小泉ゼミの皆さんが工場見学に訪れました この日はあいにくの雨でしかも休業日．．． 休日出勤2人での寂しい稼働率の工場でしたが 申し訳なく思いつつも 社長のナビゲートで工場をぐるっと見ていただきました ちょうど新しいスタッキングチェアの冶具やパーツの整理をしていたところで 社長がパーツを手に取り 加工についての解説が始まります 若者たちの前で楽しそうに説明をする社長 みんな真剣に聴き入っています 短い時間でしたがそれぞれの今後の糧になると嬉しいですね
宮崎椅子製作所の工場スタッフが日々感じたことを書いていきます。
