バックナンバー 2013年11月
夏毛
本日のつれづれ
PECORA曲がってます。
一見、かまぼこの様なこの物体。
これは現在初回ロットの制作を進めているPECORAチェアのアームの部分です。
曲げはじめは失敗の連続で、木の繊維の破断と内側方向への座屈との格闘でした。
そして試行錯誤を繰り返しようやく高い成功率で曲げることができるようになり、先日必要数全てを曲げ終わりました。
写真は数のチェック兼乾燥を促している様子のものです。(木に何か書いているのは曲げ記録)
今はまだガッチリとした角材で曲げのしわも残り荒々しい風貌ですが、ここからとってもやさしくなります。
まつりのあと
徳島インテリア展2013
展示会へのご来場ありがとうございました。
2013年11月4日~8日まで開催した、『宮崎椅子製作所の新しい椅子展』 ”椅子の成る木” に来場頂き有難うございました。
今回の展示会でも、あえて工場での物作り経験の少ない若い職人(若木)を派遣して、1~2日ごとに入れ替わり案内役をさせてもらいました。
それは皆様と接する事で、物作りに於いて大切にするべき事を学んでもらいたいとの思いからです。
経験不足ゆえ十分な説明や、気持ちの良い接客が出来なかったかと思いますが、我々の作った椅子が、その先でどの様な人に届けられ、どんな思いで使って頂いているのか、心で感じてくれた事と思います。
この経験を元に、皆様に長く愛される椅子を作り、誇りを持ってお届けできるように頑張ってくれるものと思います。
当社を代表しまして、心よりお礼申し上げます。
椅子の成る木。 その後…
新ファブリックのお披露目
椅子の成る木。 椅子の成る木。
椅子の成る木。 5日目
五日間にわたる”椅子の成る木。”も最終日。
午前からゆるやかに来場して頂き、14時の閉場まで会場は多くの方でにぎわっておりました。
私は二日間にわたり会場の案内をさせてもらい、つたない案内で本当に申し訳なく思っております。が、しかし!
普段工場では経験できないたくさんの方と関わらせてもらえるこの上ない機会となりました。
遠方からもお越し頂いた販売店の方。我々の椅子を使って下さる方。ふらっと入って座ってくださった方。
色々な方々の言葉や座ったときの表情が常に新鮮でどれもありがたいものでした。
(徳島の工場から飛び出してきて東京のすごさにどぎまぎしたけど来れて良かったあ!)
改めて。
多くの方にお越し頂き、多くの方に支えてもらった宮崎椅子製作所の新しい椅子展・椅子の成る木。は無事に閉幕しました。
我々の椅子をお届けする方々と直接お話することは、椅子という生活道具を作る者にとって何よりも大切な時間だと実感しています。
そしてこの会場に立てたことへの感謝の気持ちいっぱいです。
来場して下さったみなさま、そしてこの展示会を支えてくださった村澤一晃さん、小泉誠さん、Koizumi Studioのスタッフのみなさま、エーランチのみなさま、ありがとうございました!(また来たいな。)