バックナンバー 2014年5月

遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その1「がつがつ来場」

2014年5月30日 by Bang-do

みなさま、ごぶさたしております。

ミラノからの現地レポートを1回だけやって、

ブログからは雲隠れしておりましたバンドゥーです。

 

レポート書かなきゃ書かなきゃ…

と思っていたのは本当なんですが…(いや、ほんまにほんまです。汗)

日々の仕事に追われに追われ、気づいたら5月も終わりに…!

どひゃー! と思って、ごにょごにょと今さらレポートです。

 

今年はミラノ後すぐに、代表の宮崎がレポートしてくれたこともありますし、

バンドゥーはさらりあっさりとお届けしますので、

少々おつきあいくださいませ。

 

さて、ついに3年目となった宮崎椅子製作所のミラノ展示会。

今年は来場者数をバッチリカウントするぞ! と、

数を数える“カウンター”を持ち込んでの展示会。

(あの日本野鳥の会のみなさんが、紅白歌合戦の最後で使う、

カチカチと数をカウントする、アレです)

入口付近にて番をしながら、片時も目を離さず、

交代しながら数えます。

 

人が入ってくるたびにカチカチ。

みんなマシンのようにカチカチ。

一人も見逃さずにカチカチ。

…とやっていると、

おお、誰かと思ったらニルス(DC09やISラウンジをデザインしてくださっている、

inoda+svejeの、ニルス・スヴァイエさん)をカウントしてしまった!

なんてこともありました(ちゃんと後で相殺しております)。

 

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一気にたくさん入ってくると、親指でカチカチするのがなんだか快感に…。

 

と、そんな来場者数ですが…

 

まず、搬入・設営日。

この日は開場するつもりはなかったのですが、

設営してたら、通りすがりの方々がどうしても入りたがってくださるようなので、

フライング開場!

この日はカウンターできっちり数えなかったのですが、それでも100人前後がご来場!

 

そして、正式な初日 464人。

2日目 579人。

3日目 626人。

最終日 761人。

…というわけで、総来場者数は

なんと2500人超!

 

こうやって振り返ってみると、とんでもない人数だと思います…。

 

3年間、同じギャラリーで展示を行ったのも功を奏したようで、

「昨年もここで見たから来たよ!」

とおっしゃる方も多くおりました。

 

とあるデザイン系の学校の先生は、

2日連続で違う生徒さんを連れてきてくださったりもしていました。

こういった反応が、やっぱり一番嬉しく思いますね。

 

今年もやっぱり学生さんたちの団体が多かったのですが、

ビジネスにつながることも当然会社としては大事なこととは思いますが、

純粋にデザインや技術を学ぶ人たちがたくさんやってきて、

みな一生懸命に商品を見て、お褒めの言葉をくださるっていうことは、

もっと直接的に嬉しく思えることですし、

モノづくりをしているスタッフとしては、職人冥利に尽きるのではないかな…

と客観的に思いました。

 

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こうやって、一般の人たちが入ってきて、座ってはニコニコと喜んでくれる、

これだけでバンドゥーにとっては収穫です。毎年思いますけれど。

最終

2014年5月27日 by 宮崎悠輔

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仕上がった製品は検品を経て、しっかりと丁寧にひとつひとつ梱包。

宮崎椅子での全行程の最後の作業となります。

CANADAからのお客様

2014年5月22日 by ueta

CANADAのバンクーバーから 2人の素敵な紳士が来社されました。

弊社とお取引のあるkozaimodernさんというお店のHidekiさんとRonさんです。

ショールームで、椅子の座り心地を試されているところです。

数時間の滞在のあと、汽車で高松に移動されました。お気をつけて。

kozaiさん_R

テーブル製作・脚加工

2014年5月20日 by 宮崎悠輔

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一方そのころ木地場では、先に届けられていたテーブルの脚の材料の加工が進められています。

 

テーブル製作・もう一息

2014年5月19日 by 宮崎悠輔

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かなりの数がそろってきました。

ここまで来るとあと一息。

残すはワイドサンダーで接着材とわずかな目違いを取り除き厚みを決めていく工程です。

それが済むと木地場に届けます。

これら荒々しい見た目のMMテーブルの天板は木地場にて木口面を切り揃えられ、木端面はアール加工を施されます。

仕上がった天板がそろっていくと緊張感に包まれていた木取の現場の空気がふっとおちつくのです。

テーブル製作・集成2

2014年5月18日 by 宮崎悠輔

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天板の集成は高周波プレス機で行います。

材料の樹種・幅・厚み・長さによってそれぞれ圧力の計算を行いながらプレスしていきます。

約4分ほどでプレス機が上がるのでその間に次の材料に接着材を塗布します。

これが手際が良さが必要でもたついていると絶え間なくプレスができません。

そして材料を入れ替えるときの天板が重く、力と持ち方のコツを要します。

楢・長さ2000mm・幅900mmは相当気合いを入れないと持てません。

テーブル製作・集成

2014年5月17日 by 宮崎悠輔

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テーブル天板のフィンガージョイントはこの様に加工されます。

モルダーの高い精度により最大で2000mmの長さでもきれいに溝どうしがはまります。

ここから接着材を塗布し集成を行います。

テーブル製作・フィンガージョイント加工

2014年5月16日 by 宮崎悠輔

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引き続き、テーブル天板の製作。

材料をそれぞれの長さに割り、それらの節や割れなどの欠点を避けながら幅を決める。

そして手押しかんな盤で反りをなくし、モルダーで厚みを決めながらフィンガージョイントの加工を行います。

写真はモルダーからフィンガージョイントの加工を施され出てきた材料をその場で色合わせしている様子です。

一枚ごとに材料の色と木目を見て、最もきれいな並び決めていきます。

テーブル製作・はじまり

2014年5月15日 by 宮崎悠輔

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テーブルの製作がはじまると木取場は大忙しです。

木材の準備はもちろん、天板のフィンガージョイント加工と集成、サンディングまで行い木地場に届けるためです。

最も木取場内でのチームワークと一体感が必要となります。

この日も昼休みをずらして宮本さんが材料の準備を進めておりました。

白・黒

2014年5月13日 by 宮崎悠輔

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同じ樹種でも色や木目に個体差があります。

それらの差をできるかぎりなくすために組み立てる前に色味の薄めのもの、濃いめのものでわけます。

写真でも微妙ではありますが濃淡がわかりますね。

 

木の色

2014年5月12日 by 宮崎悠輔

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pepeが組み上がり、ガタツキを見てもらう行列ができております。(すごい数だな)

組み立てに使用する接着剤を材料に合わせて着色するため、色の白いものから組んで行くます。

そのためこのように行列ができると奥に行くにしたがって濃くなります。

木の色のグラデーションは目にやさしくきれいです。

到着

2014年5月10日 by 宮崎悠輔

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遥か北米から木材業者を経てウォルナットの板が届きました。

コンテナには材料がぱんぱんに詰められており、運送業者さんとおろし方について思案していました。

フォークリフトマスターの宮本さんに尋ねてみるといつものことだそうです。

ひやひやしながら見守っておりましたが、危なげなく材料は下ろされました。

明け

2014年5月7日 by 宮崎悠輔

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休み明け。気合いを入れて臨む仕事。四日ぶり、本日の小太郎はかわいくも凛々しい面構えです。

ちなみにいつも小太郎の写真がフェンス越しなのはすこし犬が苦手なためです。。

散歩のお誘い

2014年5月4日 by 宮崎勝弘

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5月3日~6日まで会社は完全に休みになります。
小太郎がまだかまだかと言っているようです。

でか字

2014年5月2日 by 宮崎悠輔

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ほとんどの部材には型合わせ用として虫食いの材や色が悪いもの、集成材を利用して用意します。

それらが他の材料と混ざらないように”型”と記入し木地場に届けます。

その思いが人一倍強いのか、なかなか力強い字です。絶対間違わないです。

2014年5月1日 by 宮崎悠輔

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昼間、宮崎椅子は照明をつけなくともこの明るさです。明るいですよね。天然の明かりは蛍光灯とは違い包み込むよう。

これらスカイライトチューブというそうです。