バックナンバー 2014年6月
『住む。』に掲載されてます
機械屋さん
木取場にて
注意書き
とげ
非常にとげとげしく、ふれると刺さりそうなbo-chair組み上がり後の風景。
しかしこの見た目とは裏腹。
座ってみると腰回りを丸棒が包み込み、とてもやさしい座り心地です。
座面からすっと伸びた脚もしっかりと踏ん張っております。
かわいいやつ
組場窓際のコンクリの割れ目のコケに生存するかわいいやつ。
彼に変化がありました。
存在を忘れておりまして、久しぶりに見てみると赤くなっているではありませんか。
この季節だったら緑じゃないのか。
赤くなってもかわいいやつ。
MIテーブル三本脚
以前、当ブログにて紹介させて頂いたMIテーブル。
円形の天板の三本脚は幕板が一点に集まる仕様になっておりそれぞれが美しく交わります。
今回ももちろん気合いを入れて糸面を取っております。
ご注文頂き、お待たせしておりますお客様、お手元に届きましたらじっくり裏側をご覧くださいませ。
MODERN LIVING
歓迎
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その7「ギョギョっ!ランチでの悲劇」
さて、レポートの〆にさせていただきますのは、
これまた食にまつわるお話。
どーでもいい話で、本当に恐縮ですが、ぜひ、
今後の教訓にもさせていただくつもりで、悲劇的なランチのネタをお送りいたします。
展示会の会期中のとあるランチ。
私と上田、2人でランチに行かせてもらう機会がありました。
「あの、いつも行くお店の、ボッタルガ(←からすみ)のパスタがおいしかったよ~」
と、村澤さんからレコメンドされて、意気揚々とその店へ向かった我々。
でも今日のオススメメニューを見ていると、
ボッタルガ以外にも食べたいな…と思うものが、
なんとな~く単語にあるような気がする。
ちょっと見にくいのですが、私は下から2番目の、「ガレット」と書いてあるものを頼みます。
おお、ガレットか! あのそば粉で作るクレープみたいなやつだろ!
隣の人もそんな感じのもの食べてるし、よっしゃ、これで決まり!
上田は、その「ガレット」の2つか3つぐらい上にある「クレマ」と書いてあるものにしました。
なんか、クリーム系なんだろうね~。おいしいんだろうね~。
と、言いながら、この2つを頼みました。
そして、私の前に運ばれてきた「ガレット」はコレでした!
わっ!
と…鶏が開きになっている。アジの開きならぬ、トリの開き!
思ってたんと全然ちがうやん! お隣香川の骨付き鶏も真っ青じゃ!
ほな、あの隣の人が食べてたん、なんだったん!?
「あの方が食べてるのと同じのください!」って言えばよかった…(涙)。
さらに、上田の前に運ばれてきたのは、
どんぶり(みたいな器)になみなみと注がれた、緑色のポタージュスープ。
すいません。あまりの衝撃に、写真を撮影するのを失念したぐらいです。
しかも、そのポタージュから、なんだかスーパーマーケットの生鮮食品売り場(野菜系の方)を彷彿とさせる香り…。
愕然としながらも、上田は超ポジティブに
「私、スープ大好きですから、ちょうどよかった♪」
と、るんるんとスープを飲んでいきます。
イタリアの店は、パンがサービスで出てくるので、よかったですね…。
パンがなかったら、結構キツかったと思いますよ、ポタージュ「のみ」というランチは…。
私は一生懸命、鶏をナイフで切りつつ、小さくなったものは手でつかみつつ、
また、上田にシェアしつつで、ちゃんと食べました。トリの開き。
いや、おいしかったですよ。サラダもついてましたし。
でもね、私はガレットが食べたかったんですっ…(号泣)。
ちなみに、上田もちゃんと完食したポタージュのスーパー臭の理由は、
なんと「menta」にありました。これ、ミント入りのポタージュだったんです!
で、メインの緑色は「piselli」で、エンドウでした。
どおりで…。しかし、ミントって斬新だわ。
でも、もう1回飲んでみたい、このクレマ! ね、上田さん♪
また、「クレマ」と見かけたら、ぜひ頼んでみたい、そんな中毒にもなってたりしてて。
こういった、失敗…とまでは言わなくても、衝撃的な食事の顛末も悪くないですね。
とにかく、「クレマ」はポタージュの意味があること、
「ガレット」は、ニワトリの意味があること、
学習いたしました! こうやって、すこ~しだけ、賢くなった気がする。
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その6-2「バクバク食事~クレープ~」
クレープと聞いたら、
やっぱり思い出すのは原宿ですよね…。
私、東京に一時期住んでいたことがありますが、
原宿にはついぞ行ったことがありませぬ。
クレープ、食べたい…
…とそんな余談はさておき、なんとイタリアでもクレープ、
食べられますよ!
ギャラリーのすぐ近くに、「CREPERIA」(←間違ってたらごめんなさい)と書かれた、
カフェ風のお店がありまして、
昨年か一昨年にも行っておいしかったので、
今年もランチで突撃~!
甘いクレープもあるんですが、ラインナップの多くを占めるのが、
がっつりごはん系のクレープたち。
ハムや野菜、チーズをたっぷりのせたのがいろいろそろっています。
迷う…。
さて、私が頼んだのは、手前のクレープ。
奥に見えるのは、一緒にランチに行ったニルスのクレープ。
生ハムがクレープの周囲を彩っています!
しかも、ニルスのクレープには、トリュフのソースがのっていますよ!
私のものには、大好きなフンギがいっぱいのっています!
トリュフも魅力的でしたけれど…。
いつもランチに行って、なんとな~くメニューを頼むんですが、
なにかのハムがのっかってるんだなぁということぐらいはわかります。
今回、私の生ハムとニルスの生ハムの色が違う!
ということは、「ハム」の前の単語に違いが隠されているにちがいない!
と、ニルスに質問!
そうしたら、私が頼んだクレープの生ハムはイノシシの生ハム。
ニルスが頼んだほうの生ハムはシカの生ハム、と教えてくれました!
シカは確か、Cervo(チェルヴォ)ということは覚えているんですが…
ええっと…イノシシ……わからない…。忘れた…(ふがいなさすぎ)。
webの翻訳ページでイノシシと入力してみたけれど、なんだかピンとこない…
もしかして私の勘違いだったのかしら…?
とにかく、そんなわけで、生ハムって、豚のもも肉のプロシュットのイメージが強いですけど、
いろんな種類があるんですね…
ああ…全部制覇したいっ!
とにかくこのクレープ、おいしくってペロリと平らげることができます。
なんなら、2つ食べたいぐらいで…。
ちなみに、お値段は十数ユーロだったと思います。
……って書いちゃうと、やっぱり中華にコストパフォーマンスはかなわんですけど…。
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その6-1「バクバク食事~中華~」
さて、ミラノレポートもそろそろ終わりに…
というわけで、今年もどーでもいいレポートを少しさせてください!
いつも体重を大幅プラスする現地の食事ですが、
今年もいつもの中華(ホテル近くの中華料理屋さん、安くて絶品!)や、
いつものイタリアンを食べつつ、
スーパーで買ってきたインスタントのスープをお鍋でぐるぐる混ぜて部屋食してみたり、
いつもよりもこなれた感のある食生活でした。
今回は個別にランチや晩ごはんを食べに行ったりすることもあり、
いろいろ自分が食べたいものを物色したりすることも。
今回ハマったのは、やっぱり中華!
いつもの中華料理屋さんとは別のお店に入って、
たのんじゃいました、ラーメン。
これです。向こうのラーメン。
もちろんわかっていましたとも!
私が想像するようなラーメンが出てこないことは!
しかし、この太麺!
もはやうどんよりも太いっ!
でも、なかなかクセになるもっちり感!
スープもあっさり、でもうま味もちゃんとあってイケます!
っていうか、数人でシェアするために、
ほかにも餃子やら、空芯菜の炒め物やら頼んでましたけれど、
このラーメンだけでおなかいっぱいになるボリューム!
イタリアンのお店だと、晩ごはん食べると1人数十ユーロいっちゃうところ、
こういった中華だと、十数ユーロでおなかいっぱいに!
しかも、おいしいんですから言うことなし!
毎日こんな中華でもいい! と言わしめるほどです!
いや~、優秀! あなどれません!
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その5「ニコニコカイさん」
今年もカイさんが、
デンマークからわざわざやってきてくれました!
感動の再会!
みんなから握手攻めに合うカイさん。
デンマーク人デザイナー2人に挟まれたバンドゥー、
小学生みたいに見えます…。
今回、カイさんをまじえて食事をする機会があったのですが、
なんと、カイさんは、
ビールにも氷を入れて飲む!
ワインにも氷を入れて飲む!
びっくりして、それってデンマーク式なんですか?
と聞いたら、そうだよ~、と言ってました。
本当なのかしら…。カイさん式なんじゃないのかしら…。
ちなみに、私の祖母も、赤ワインに氷を入れて飲むのが好きなんで、
カイさん、私のグランマと気が合うかもね♪
と話しておきました。
カイさん、ミラノでの滞在をしばらく楽しまれたようです。
会場にも滞在中は毎日のように顔を出してくれ、
本当にありがたかったです。
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その4「ワクワク人気」
今年の展示会は、
宮崎椅子製作所がモノづくりをするなかでこだわっていること・モノを
13のテーマに落とし込み、
それぞれのテーマに合ったイスをそのバナーの前に並べる、
という展示方法にしました。
バナーにはテーマをあらわす写真をど~んと。
その中でも、一番人気を集めたバナーは、ダントツでコレでした。
menuチェアを軽々ともちあげて走るボクちゃん!
しかも、この写真よーく見ると、走ってるのがよくわかるんです。
彼が結構な勢いで走ってるものだから、ちょっとブレちゃってるんですね。
あまりにもかわいい写真なので、
メディアのみなさんにお渡しするプレスキットの1つ、
データ入りCD-Rのカバーケースにもこの写真を使いました!
実はこの写真のモデルになっている、かわいい男の子は、
当社スタッフの小石(こいし)の息子なんです!
この写真の撮影のために、宮崎椅子製作所内の撮影スタジオにやってきて、
きっちりお仕事をしてくれました!
な、なんと、これ本当に彼1人でmenuチェアを持って、
その辺を走り回っているんです!
やらせじゃないんです~!
来場した人もこのバナーを見ると、どうやらワクワクしてしまうらしく(笑)、
その前にあるイスを持ち上げてみる人多数。
持ち上げてみて、「おお、ほんまに軽い!」と驚きの表情を見せる人も。
こういう面白い写真は、自然と話のネタになるので、
とってもコミュニケーションがとりやすいんですね。
実際に何人かの来場者の方に「いい表現方法だよね!」と、
お褒めの言葉もいただきました。
商品を見ている人みんなに話しかけるのって、
ちょっと苦手なバンドゥー。
だって、自分の立場だったら、やっぱり邪魔されずにゆっくり見たい!
と思ったりするものですから。
でも、この小石Jr.の写真がとってもいい、とっかかりになってくれました。
この写真を見て反応している人には、近寄っていって、
「これ、やらせじゃないんですよ。
ほんまにこのボクちゃんが、このイス持って、走ってるんですよ!」
と、某テレビの通信販売の営業スタッフのように話しかけてしまいます。
それを聞いた方の中には、
「え~、ほんまに? これ、ほんまはイスをワイヤーで吊っとんゃうん?」
と言ってくる人もいます(笑)。
そういうときは、もちろん、してやったり!
「じゃ、これ実際に持ってみてくださいよ、ね。」
と、目の前のイスを持ってもらいます。そうすると、
「おお、なるほどね~」
と、笑顔でご納得。
こういう流れができると、自然とほかの商品の話もしやすくなるし、
押しつけがましくない感じでコミュニケーションがとれるんですよね!
まさに、展示会でも大活躍、世界に羽ばたく小石Jr.だったのでした!
感謝!
あ、ちなみに、パパの小石もバナーになってたんですよ!
親子で華々しくデビューでした!
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その3「ハラハラ取材」
ミラノに行く直前に、とある香港のメディアから連絡があり、
取材させてほしいと申し込みがありました。
今までは展示会にふらりと来たプレス関係の人に、
その場でちょろちょろ質問に答える、ということはありましたが、
事前に取材申し込み…となると、嬉しい反面、バンドゥーは恐怖に凍り付いておりました…
でも、30分ぐらいの取材ですんで、ということ(いや、結構本格的な時間だろ)で、
まあ、なんとかなるや! と思っていたのですが、
実際に取材に来た彼らをみてびっくり…
あわわわわわわ、インタビューの様子も撮影するんですかっ…!
照明、用意しちゃうんですかっ…!
社長が宮崎椅子の簡単な歴史から語り始め、
さらには小泉さん、村澤さんも、いろいろと難しいことをお答えされ、
それから社長、まさかの、ことわざで回答っ…て、嫌がらせとしか思えんっ…!
(もうそのことわざがなんだったかも思い出せませんが…)
この角度からは見えませんけれど、目がうつろになっているバンドゥーです。
でも、なんとか噛み砕いて、中学英語の文法と単語で乗り切りました…
中学時代の基礎英語、ほんまに大事ですよ、みなさん!
っていうか、中学英語だけで、基本的な英会話は大丈夫ですよ、みなさん!
(実感したつもりですが、本当に私の通訳が響いたかどうかは不明…)
あとは単語力をいかに養うか…です(そこが超貧困なバンドゥーです)。
予定していた30分を余裕でオーバーして、撮影も含めると1時間少々もかかった取材。
最後はギャラリーの入っている建物の裏庭で撮影を。
お花が咲き乱れていて、ステキなお庭。天気も最高なので、いい写真が撮れたはず!
こいずみさんが、ぱぁ~♪
みんな笑顔でパチリ! 村澤さんはうつむいて笑いをこらえているようです(嘘)。
どんな写真なの~? 見せて見せて~!
はしゃぐ小泉さんと村澤さん♪(バンドゥーの適当なアフレコ)
というわけで、ハラハラした取材も、無事(?)終わりました!
いやな汗はかきまくりましたけれど、楽しかった~。
この後、どっと疲れが出たのは、言うまでもありません!
遅ればせながらちょっぴりミラノレポート2014 その2「ドキドキ商談」
今回のミラノ展示会の会期中に、
現在、宮崎椅子製作所が直接お取引をさせていただいている、
海外のお店の方とも商談をいたしました。
宮崎椅子の商品を扱いたい! とおっしゃる方々には、
納期のことや、当社のスタンス、コンセプトなどを、先にお話しさせていただきます。
これは国内でも海外でも、同じ話をさせていただいています。
それでご納得いただければ、どうぞお取扱いお願いいたします。
という感じなんです。
そこからお店の方は、いろいろと難しい計算なんかをして、
本当に取り扱うかどうか、検討されるんだと思いますけれど…
輸入する側にとっては、コスト(特に輸送の)をどう考えるか。
輸送コストを算出し、販売価格の設定も慎重に考える必要があるでしょうし、
宮崎椅子製作所の場合は、納期の問題もあります…(苦笑)。
船便で送ると、日本からヨーロッパまではだいたい2か月弱ほどかかりますから…
タイミングが悪いと半年ほどお待ちいただくようなこともあることになります…。
そんなリスクやデメリットなども考えたうえで、
昨年からかなり真剣に宮崎椅子製作所の商品を販売してくださっている
ベルギーの会社があります。
pas-partoe(パス・パルトゥー)さんです。
昨年に続いて、今回もお忙しいなか、わざわざミラノにまで来てくださって、
いろいろとお話しさせていただきました。
日本のお店と同じように、展示商品を昨年仕入れていただいたのですが、
その商品たちを本格的に自分たちで撮影を手配、
独自でカタログボックス(!)まで作ったという力の入れよう!
(「わー、持ってくるの忘れてきちゃった!」ということで実物は見れませんでしたが
後から送ってくださった写真を見ると、超・本・格・的!)
さらに、宮崎椅子製作所のロゴをプリントアウトした、
宮崎椅子製作所専用の、真っ黒のシックな名刺までご用意されておりました…
本当に惚れ込んでくださったんだな、と感動しちゃいました。
写真はなんだか神妙な面持ちの宮崎とバンドゥーですが、
実際は終始なごやかな商談で、今後につながる話ができました。
いつもはメールでのやりとりばかりなんですけれど、
やっぱり直接会って、笑顔を見るとほっとします。
海外でもよいパートナーに出会えることは本当に幸せ!
と実感した商談でした。
はじめは通訳できんかったらどうしよう…とドキドキしていたのですが、
いつの間にやらハッピーな気分になっておりました!