紫陽花
敷地内に咲いている紫陽花。
色づいております。
ribの組み立てが終わりました。
4本のスポークから生まれる背中を包み込むような座り心地の良さと、見た目も重さ的にも軽快ですっきりとした印象の椅子です。
三角形から台形に変わっていく断面、触ると気持ちい内側のR、隣接する接ぎ手、背柱の頭のクリンとした形など、フレームのディティールに目を張ります。
製品を作るうえで要となるのが機械加工のセッティング。
ここの良し悪しで製品の質とその後の作業工程がスムーズにいくかどうかが決まります。
0.1mm単位の正確な寸法、ホゾやダボなどの接合部の嵌合強度、
他の部材との兼ね合い、木材の動きを考慮した微調整など
椅子作りは常に高い精度を求められます。
cncルーターは複雑な形状を可能にし 加工自体もなかなか派手なので
機械そのものに魅了されてしまいがちです。
しかし、本当の魅力はそのような機械を裏で支えている職人にあります。
高い加工技術を見て感じる魅力の正体は
性能の高い機械に対してだけではなく
それを裏で支えている職人たちのモノづくりに対するストイックな姿勢と
地道で繊細な作業に対するリスペクトに他なりません。
IS loungeの肘の研磨が進められています。
プロペラみたいに捻りのある肘をスポンジサンダーに沿わせるようにしながら形を整えていきます。
木取り場には製材工場から仕入れた木材が置いてあり、その重さや迫力ある大きさからは自然の力強さを感じる。
自然によって生み出される材料それぞれの個性を活かし、できるだけ無駄のないように使わせて頂きます。
大変お待たせしております。
続々とUNI-Restが出荷中です。
この椅子の特徴である、捻るように削りだされたアーム。
精度の高い加工技術とそれを使いこなす職人によって作り出されています。
リレーのように各部署バトンを繋いで仕上がった姿は、作り手として感慨深いものがありますね。
徳島県もとうとう梅雨入り。
今年は例年より21日早いそうです。
この時期は材料が動きやすく、反りやねじれが起きやすい。
曲げ木では材料が乾きにくいため、曲がりが安定しません。
・・・職業的にも気が滅入る時期だったりします。
この春入社した新人くん。1ヵ月半が経ちました。
木取りの仕事がメインですが、少しずつ他部署の作業も経験中。
まだまだ慣れないことが多いなか、真面目に頑張っています。
1日の始まりは朝のミーティングから。
ぞろぞろ~っと、スタッフ全員が木地場に集まってきては、その日の仕事の流れや部署間で手伝いが必要かなどを確認し、会社全体で作業を円滑に進めるための状況のすり合わせをします。
また、全員で共有しておきたい問題・改善点や注意事項などを出し合う大切な場でもあります。
寝ぼけてた頭も冴えて、仕事のスイッチが入る。
まさに工場が起きる時間です。
寝ているNC達も起動させて朝の原点復帰をします。
本日もお疲れ様です。
明日の仕事に備えて、夜は人も機械もゆっくりと眠りにつくとしましょう。
・・・と書きたいところですが、奥でアバンテの加工が寝る間も惜しんで進行中でした。
恐縮ながら現るシリーズも引き継ぎたいと思います。
というわけで角から現るPePe lounge。
3次元の複雑な切削加工を可能にするNCルーター。
少し目を放している間に、角材だった物が見覚えのある形になっていました。