陽射しの中で
隅木のカット。
~1月25日・臨時休業のお知らせ~
誠に勝手ながら
明日1月25日は大雪予報のため臨時休業いたします。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが
何卒ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
daen chairの曲げ木が進行中です。
椅子の背もたれ部分の 背中に沿うような曲がり具合。
ただの削り出しよりも材料に無駄がなく
目切れの少ない 木目の通った強い部材ができるのが曲げの強み。
意外と曲げ木は感覚的な仕事です。
コツを掴むには 仕組みを理解しつつ 場数をこなす必要があります。
曲げ場のMさんも 木材の状態と向き合う日々。
今回の曲げ木は 縦型ベンダーと呼ばれる機械を使います。
LUNA 、 Sail の背部分を曲げているのもこの機械です。
左右の端を持ち上げ 治具に沿わすようなカタチで
少しずつ少しずつ 慎重に曲げていく。
適切に蒸せれていないと この曲げるときに
材が折れたり くしゃっとシワができて 不良が出てしまう。
釜で蒸すといっても 樹種やそれぞれの含水率によっても水分の入り方が違います。
蒸した後の重さ 床に軽く打ち付けた時の鈍い音 見た目の膨らみ方など、
材料が発するさまざまな情報に 感覚を研ぎ澄ませることが大切です。
本日は2ヶ月に1度のワークショップ。
エーランチの星名さんと長田さんが来社されて
顔を合わせながら現場での話し合いが行われます。
小泉さんと大柴さんは2月28日から行われるIFFT(東京国際家具見本市)に
向けての打ち合わせでじっくり話し合いをされていました。
また、展示する新作椅子の最終的なチェックもします。
エーランチのお二人は打ち合わせの他に写真撮影も。
忙しい中、ブログについてのお話もさせていただきました。
なんと!
イベント間近ということで新作を少しだけお見せします!
全体像は是非会場に見に来てくださいませ。
イベント当日が待ち遠しいですね。
晴れた日が続いて過ごしやすい、
天気が良いだけで仕事中も気分がいいですね。
小太郎も日向ぼっこしたりしてますよ~。
それにしても
おじいちゃん犬になっても男前な顔は健在ですね。
2022年12月末日をもって50周年記念特別モデルの受注を終了させていただきました。
只今ご発注くださっている皆様に於かれましては、これから生産に入りますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い致します。
徳島は鏡台やタンスに床柱や仏壇の一大生産地でしたので、数十年前まで世界中の銘木が貯木場に集積していました。ところが、住宅事情が変わり和室が無くなり、海外から仏壇が入ってくるなどで銘木が使われなくなりました。
50周年記念モデルを作ると決めた時、宮崎椅子製作所の創業期と徳島の歴史を考え合わせ、貯木場にある銘木を調べ始めました。その結果、20数年前のウェンジ材を探し出すことが出来、本来は高価な木材を比較的安価に仕入れることが出来ました。また、2021年のウッドショックや2022年の急激な円安の影響も受けず、ご注文下さった全ての客様に、銘木の椅子をお祝い価格で提供させていただくことが出来ました。
今回、50周年記念モデルをご購入下さった方々に、そうした歴史的背景も知って頂き、どうぞ末永くご愛用頂けることを心より願っています。
新年あけましておめでとうございます。
穏やかな気候の中での初仕事となりました。
お客様、関係者の皆様、
旧年は大変お世話になりスタッフ一同心より御礼申し上げます。
本年も日々椅子づくりに向き合い、
より良いものを作れるように努めてまいります。
皆様、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。