素材は北米産のウォールナット。削りだす前に、脚の部分に小さな節のようなものがあったんですが、削り落とせるだろうとそのまま加工したら、反対側から金属の塊が現れました。実はコレ、散弾銃の鉛の弾なんです。まだ森で立ち木だった頃、ハンターが撃った弾をそのまま内包して成長したんですね。鳥か獣か、ハンターは何を狙っていたんだろう。ものを作ることって、知らない土地の人人の営みに、想いを馳せることができるんですね。
2012年10月20日23:30 by 吉永圭史
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宮崎椅子製作所の工場スタッフが日々感じたことを書いていきます。