この手押しカンナは、材木を一面ずつ平滑にしていきます。モルダーは、この作業の4つ分をいっぺんに行うわけですから、手押しカンナの使用頻度は圧倒的に少ないのです。しかし、テーブルの天板に使用する幅が広くて長い板など、反りのない精度の高い平面が必要な場合は、手押しカンナでなければなりません。モルダーは、ローラーで半ば強引に材木を押さえつけて削るので、反りやひねりなどは完全に解消できないからです。
2012年12月24日23:50 by 吉永圭史
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