ミラノ(今は日本だけど…)より愛をこめて その4

さて、2年目となった今回のミラノ展示会、

振り返ってみると、5日間(最終日は半日の4時間だけ開場)で、

なんと約1300人の人たちが来場しました!

平均すると、1日あたり290人ぐらいの人が来てくださったことになります。

こうやってカウントしてみると、なんだかスゴイ…と実感します。

 

今回、バンドゥーは、来場者にいろんな質問を受けましたが、

なかでも一番多く感じたのは、

「Where is Tokushima? (徳島って、どこ?)」

という質問でした。

本当に知りたいというよりは、

質問する人たちは日本の知っている地名(たとえば東京とか大阪とか京都)を聞いて

「Oh, I know where! (知ってる知ってる)」

って言いたいだけの気がするんですけど…(苦笑)。

 

そこで、バンドゥーは、来場者にまずはちゃんと答えます。

「大阪から、高速バスでだいたい2~3時間ぐらいのところにある、田舎なんだよ」

と。みんな、「ふーん、そうなんだ」っていう一般的返し。

でも、私はひねくれものなので、もう1つ説明を付け加えます。

「実はね、日本人でも、徳島がどこかって、知らない人たくさんいるんだよね(笑)」

それを聞いた海外の人たちは、結構ドっと笑ってくれます。

 

でも、これは卑下して伝えてるわけではなく、田舎の「徳島」で自分たちは作っているということ、

それをなんとなく伝えたい、というバンドゥーの気概だった、と、いま、振り返って思います。

別に徳島をポピュラーなところにしたいとは思いませんし、

それを前面に押し出す必要もないと私は考えています。

ただ、なんとなく、こうやって世界にも通用するデザインとクオリティのものが

自分の故郷で産まれているということに、

昨年にも増して、少し誇りを持ったような気がしました。

 

私はオフィスワーカーで、職人ではないので、

イスづくりのことを自分の経験として詳しく語ることはできません。

とはいえ、営業トークをゴリゴリするのも、宮崎椅子のスタンスではない。

大事だったのはとにかく一言、

「どうぞ座ってください」

と言うこと。

それだけでよかったんです。

触った人は笑顔になり、座った人は理解をし、次々に賛辞を述べてくれる。

イコール、デザインとクオリティで人を魅了できることのなんと素晴らしいことか。

これは職人冥利に尽きると感じました。

私は職人じゃないけど、徳島でお留守番&フル稼働してくれている

みんなの代表として、しかと受け止めた~っ! って感じでした。

 

そして、それは決して、海外とか、日本国内とか、

そういうくくりではないですよね。人対人、モノ対人だと思います。

こだわるべき、貫くべきは

“宮崎椅子製作所らしいモノづくり”

と実感しています。

これからもみなさんに愛されるよう、私も縁の下の力持ちとして頑張ります♪

 

ビミョーにまじめになってしまった最終回でしたが…

実はみなさんお気づきのとおり、展示会場の写真がほとんどないんです…。

来場者のアテンドばかりしていたら、雰囲気のある写真まったく撮れてませんでした…

でも、また何かしらご披露していきたいと思います。

 

最後にとっておき写真を…

 

 

DSC_0818

本当に本当に、村澤さん、お疲れ様でした!

展示会だけでなく、晩ごはんのアテンドなど、みんなおんぶにだっこで、申し訳なかったです…。

 

村澤さんだけでなく、小泉さん、猪田さん、ニルスさん、そして、こいずみ道具店のみなさん、

エーランチの星名さん、篠田さん、

ご協力ありがとうございました!

みなさんがいなければ、成功はなかったです…。

そして、日本でも応援してくださっている販売店のみなさま、感謝しております!

 

これからも、宮崎椅子製作所をどうぞよろしくお願いいたします。

2 コメント

  1. :

    やられた、、、、。

  2. バンドゥー :

    む 様

    ごめんなさい~~~。
    でも、どれだけ疲れてしまったのか、その証拠をどうしても見せたかったんです!
    しっかりイスのアームをタッチしているところが、いなせです!
    寝ている間も、デザインのことを考えているのかしらん…。

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