いまさらミラノさらりとレポート2013 その7「アキッレ・カスティリオーニ studio museo」
実は、昨年も訪れたのですが、
アキッレ・カスティリオーニ studio museoに今年も行ってまいりました。
な、なんと…
今年の春から財団化(?)されてホヤホヤ。
おみやげが販売され始めたというではないか!
というわけで、ほぼおみやげを買うだけのために、
展示会が始まる前の時間を利用して、行ってまいりました。
ちなみに、昨年はアキッレ・カスティリオーニさんと親交の深かった
多木陽介さんのガイドつきで、こちらのスタジオを見て回りました。
↑ こちらが多木さんです!
実は昨年、今年と、宮崎椅子製作所のミラノ展示会での通訳をしていただいています!
イタリア在住ですので、イタリア語はもちろんですが、フランス語も、英語も、そして、
もちろん日本語もOKという、スーパーなクアドリンガル! 憧れます…。
そんな多木さんは、アキッレ・カスティリオーニさんの書籍も執筆されており、好評発売中です。
『アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン』、チェックしてみてください!
(バンドゥーも買いましたよ!)
ガラス張りの戸棚のなかに、ギューギューに詰め込まれているものは、
カスティリオーニ氏が世界中で買ったり拾ったり(?)して集めてきた、
一見ガラクタのようなものや、安物のおもちゃなど。
それぞれにデザインの意味を見出していたようで、
これらを教材に、学生たちに「デザインについて」を説いていたこともあったようです。
ポップなオレンジの座面は、実はトラクターの運転席。
サドルに一本脚がついているものは、牛の乳搾り用のイスで、
地面に接する部分が丸くなっていて、座る角度が簡単に調節できるというもの。
こういったものにも、カスティリオーニ氏は感銘を受けたのだとか。
カスティリオーニ氏の娘さん、ジョヴァンナさんと!
彼女が着ているTシャツは、私も購入したおみやげの1つで、
先に紹介した、トラクターの座席からデザインをとったもの。
オレンジがヴィヴィッドでかわいいんです。
こちらのmuseoのスタッフの男性と、前出のジョヴァンナさんは、
なんとこの、ルノーの2人乗り電気自動車にてお出まし(出勤)でした!
実物(しかも、実際に活用されているところ)を見ることができて、
バンドゥーは大興奮しましたよ。
前後に2人乗るタイプで、本当にコンパクト!
というわけで、ミラノに行く機会のある方は、ぜひぜひこちらにお立ち寄りください!
ただ、ガイド付きのツアーは事前予約が必要とのことですので、
(かつ多木さんはいらっしゃらないと思います…)
ご注意を!