カイさん、今年2度目のワークショップ!
皆さんご存知、
No.42や、ペーパーナイフソファなどのデザイナー、
カイ・クリスチャンセンさんが、宮崎椅子製作所にいらっしゃいました!
3月に続いて、今年は2度目のワークショップ!
本当にお元気で、デザインに対する熱意には驚かされるばかりです。
ちなみにカイさん、今年87歳になったそうです。ひょえ~。
9日に徳島に到着。
時差などもあり疲れていたと思うのですが、
空港からまず工場へちらっと寄ってプロトタイプをご覧になり、
週末をはさんで、12日から15日までの4日間、
毎日徳島駅から汽車(!)に乗って、宮崎椅子まで通ってこられました。
ワークショップでは、プロトタイプはもちろんのこと、
既存のチェアについてもいろいろと改良点などを話しました。
カイさんの、「座り心地を少しでも良くしたい」
「デザインをより良くしたい」という意識は、
本当にとどまることを知らないなぁ…と、素人の私でもひしひしと感じます。
ちなみに、こちらに到着して「面白いことがあったんだよ」
と、飛行機内でのエピソードを話してくださいました。
カイさんが、隣に座った日本人男性と話をしていると、
その男性は、ヴィンテージ家具を北欧に買い付けに行った帰りとのこと。
「どんなアイテムを買ったの?」と聞くと、
そのうちの1つが、カイさんがデザインしたものだったことが判明。
「そのアイテムのデザイナー知ってる?」と尋ねたら、
男性の答えは「もちろん! カイ・クリスチャンセンですよね!」と大正解。
…というわけで、「でしょ? それ、実は私なんですよ」
とカイさんが言ったのですが、男性は「そんなのありえないですよ!」
と、隣に座っているのがカイさんご本人だという事実を
なかなか信じてもらえなかったそうです(笑)。
名刺を渡して、ようやく信じてくれたそうですが、
きっとその男性、めっちゃくちゃ驚かれたことでしょうね。
奇跡のレベルだと思います。
ちなみにカイさん、日本に来る少し前には、
なんとオーストラリアで1週間程度滞在していたということです(驚)。
世界を飛び回っているチャーミングなおじいちゃん。
季節も相まって、まるでサンタクロースです!
カイさん、今ごろはヨーロッパへ向かう飛行機上のはず…。
お気をつけてお帰りくださいね!
※ちなみに、19カ月のわが娘はちょっと人見知りをするお年頃。
なのに! はじめっから怖がる様子もなく、
目をキラキラさせてカイさんに愛想をふりまき、
抱っこされるとさらにご満悦。得意げな顔で我々に無言の自慢をしてました。
ほっておくとずっと抱っこされているので、
見かねた私が「こっちおいで」と手を出しても、
「イヤだ!」と全力拒否する始末でした…(泣)。
優しい雰囲気って、言葉なんかなくてもしっかり伝わるんですねぇ…。
もちろん、私はガミガミ鬼母なんで…拒否されるわけだ…トホホ。