革にマーキング

 

マスキングテープを細かくちぎるとマーキングテープに。

革にペタペタ貼り付けていきます。

革についたキズをチェックして、その箇所にマーキングする作業です。

手でさわって、へこみ具合を確認して、光の加減で見え方が変わるから、いろんな角度から見て、キズの具合を確かめています。

 

革を鞣(なめ)す過程でできたキズもありますが、それ以前のキズ、まだ革が皮膚だった頃、牛の体にぴったりくっついていた頃のキズが、けっこうたくさん残っています。

引っかきキズや、虫さされの跡、ひときわ大きな毛穴、血の痕、などです。

これは入れてもいい、これはダメ、個体によってキズもさまざま。

 

ものを作ることって、生き物の命を利用させてもらっていることだよね、と、少しだけ感じつつ作業しています。

 

2 コメント

  1. U-kk :

    こういった作り手しか気づかないであろう現実・事実。これからもどんどん発信して欲しいですね!
    現実を見ての判断や工夫。そういった事を知る事で一つのプロダクトに対して伝えるべき本物の理由の発見に繋がるかなと思います。
    ブログいつも愉しみにみてまーす!

  2. 吉永圭史 :

    U-kkさま
    ブログいつも見ていただき、ありがとうございます。
    自分たちが日頃やっていることを一度見直して、みなさんにとって興味深いのではないか?伝えるべきではないか?と思う「当たり前」を、伝えていけたらいいな、と思っています。
    HPに遊びに来てくださった方々に、ささやかなおみやげを持って帰ってもらうつもりで、日々少しずつ書いていきたいと思います。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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